【マーケット規模】ピアノ教室の集客を増やすためには【第一回】
- Mr.KUNIO
- 2020年6月12日
- 読了時間: 4分
更新日:2020年6月25日

皆さんこんにちは! 先日、友人がピアノ教室を開講することになった際に、集客の仕方について自分なりに考える機会がありましたので、そのポイントをまとめてみることにします。
先に要点をまとめておきます。
【そのエリアのマーケット規模はどれだけか?】を知ること
HPでの集客のコツ① HPタイトルにエリアを記載しターゲットをしっかり絞ること
HPでの集客のコツ② 講師の人となりがわかる写真を掲載すること
HPでの集客のコツ③ 体験レッスンを設けること
HPでの集客のコツ④ レッスン風景の写真を掲載すること
HPでの集客のコツ⑤ SEO対策 とにかく検索キーワードを考えてブログを書くこと
チラシの有用性を知ること
今回は第一回として、【そのエリアのマーケット規模はどれだけか?】について語っていきたいと思います。
それでは宜しくお願いします。
目次
そのエリアのマーケット規模はどれだけか
マーケット規模を知ることがなぜ重要なのか
まとめ
そのエリアのマーケット規模はどれだけか?
ピアノ教室の集客のコツを示した多くのサイトでは触れていませんが、私はこれが最も重要であると考えています。
ピアノ教室に限らず、マーケティングの基本の原理として、新規開拓や新商品開発を行う際にはターゲットとなる市場の規模がどれだけかを把握することがとても重要となります。
極端な話をすると、音楽教室としてあなたがどんなに優れたサービスを提供できるとしても、高齢者ばかりの過疎化した田舎町で開いたとしたらそもそものターゲット客がいないわけです。
もちろん、個人教室を開こうと考えている方は今の居住地を変えることは難しいでしょうが、マーケット規模を知っておけば、将来の受講者数の予測にも役立てることができます。
それでは以下のケースで確認して参りましょう。
【千葉県_松戸市_千駄堀】エリアでのマーケット規模想定
マーケット規模の求め方は実は非常に簡単です。
県庁の公式HPから現在の人口ピラミッド資料を入手する
人口データからターゲットとする年齢の子どもの人数を確認する(ここでは仮に4~12歳とします)
国内の子どもの習い事の割合を確認する
まず県庁のHPから人口データを入手します。 これは非常に簡単に手に入ります。松戸市の人口データは以下の通りでした。
<松戸市HPより引用>
上記のデータから、松戸市の4~12歳の人口は35,211人であることがわかります。
次に、国内の子ども習い事の割合については、バンダイが2019年に実施したアンケートにより12歳以下の子どもの約25%であることがわかりました。
よってこれらのデータから松戸市におけるピアノ教室のマーケット規模は次のように導き出されます。
【松戸市】マーケット規模=(松戸市の4~12歳の人口)×(12歳以下のピアノ受講率) = 35,211人 × 25% ≒ 8,800人
以上より松戸市のピアノ教室マーケット規模は約8800人であることがわかりました。
さらにエリアを狭め、千駄堀エリアでも同様のアプローチで試算してみます。
千駄堀の人口はHP情報より6220人であることがわかりました。 さすがに区や町エリアでは人口ピラミッドはないため、先ほどの松戸市における総人口のうち4~12歳の比率を使用し、推定で算出することとします。
これにより以下の通りのマーケット規模算出が可能となります。
【千駄堀】マーケット規模=(千駄堀の人口)×(松戸市の4~12歳人口比率)×(12歳以下のピアノ受講率) = 6,220人 × 7% × 25% ≒ 108人
上記より、千駄堀におけるマーケット規模は推定108人という試算結果がでました。
google検索によれば、千駄堀はピアノ教室が1店舗しかないようですから、 この結果、競争率は非常に低い、マーケティング用語でいえばブルーオーシャンであると判定することができます。

マーケット規模を知ることがなぜ重要なのか
マーケット規模を知るということは、将来的にどの程度まで受講者を増やすことができるか、事業の展望を図ることができると同時に、そのエリアでの勝算がどの程度あるかを見極めることでもあります。
まず自分の置かれた立場を知ること。それはいわば集客に向けた第一歩であるのです。
この手法は、新規に開設する場合にだけにとどまらず、すでに教室を開いている方で、いまいち受講者が増えないと悩んでおられる方にもおすすめです。
そして、もし数字のポテンシャルがないエリアだとしてもあきらめるのはまだ早いです。
これはあくまで現状の事業の立ち位置を知ることが目的ですから、マーケット規模が小さかった場合でも、あらゆるテクニックを駆使し集客すればよいだけの話です。

まとめ
マーケット規模を知ることが、集客の第一歩である!
数字のポテンシャルがないエリアだったとしても、あきらめず、あらゆるテクニックで集客をしていこう!

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